裸の自分を反省する

YouTube Premium で『裸の銃を持つ男』『裸の銃を持つ男 PART 2 1/2』を観た。最初から最後まで通しで視聴するのは何十年ぶりかわからない。

ストーリーの説明は「ハードボイルドな刑事物のパロディ映画」の一言で足りる。しかし本当に絶え間なくギャグを差し込んできて、息つくヒマがない。ひとつひとつのギャグがおもしろかどうかよりも、その圧倒的な物量にただただ笑うしかない。

小学生当時、家族でしょっちゅうレンタルビデオを観ていたのだが、その中にこのシリーズも入っていた。下ネタや薬物・ゴシップっぽいギャグも入っていたが、特にこの作品がひんしゅくを買った記憶はない。親は「ダウンタウンのごっつええ感じ」とかは毛嫌いしていたのに、こっちは良かったのかよ。小学生に観せるにはこっちの方がダメな気がするんだが。

他には「トムとジェリー」とか、ルーニー・テューンズとか、スラップスティックなコメディばっかり観てた気がする。そう並べてみると20分強のテレビアニメすら冗長に感じられてまともに視聴できないような人格の形成に大きく寄与した作品に思えてくるな。

  • 主要登場人物がだいたいズレていて、悪役が一番まともな思考をしている。思考回路がまともでも、やってることは紛れもない悪党だ。実は、俺の反理性主義的な道徳主義の人格形成に大きく寄与した作品なのかも知れない。
  • 俺はアメフトを知らないので、O・J・シンプソンのイメージって、このシリーズで演じられた、お茶目でチャーミングなノードバーグ刑事のイメージで固まってるんだよな。あんなに奥さんに愛されてるノードバーグ刑事が本当は奥さんを撃ち殺してた(刑事裁判では無罪、民事裁判では事実として認定)なんて……。「人は一面的な印象で判断してはいけない」という教訓が俺の人格形成に大きく影響を与えたことは間違いない。
  • 主人公のフランク・ドレビン警部補はクルマを運転するとだいたいぶつける。レースゲームで躊躇なくクルマをぶつけにいく俺の人格形成に多大な影響を与えたことについて、言い逃れの余地はない。
  • まぁ景気よく銃をぶっ放すし気持ちよく爆破する。俺の銃撃や爆破好きの人格形成に大きな影響を与えたことは疑いようがない。

3作目の『PART 33 1/3』を観てないのは追加料金を払わないと観られないからだ。貧乏性である。貧乏性は特にこの映画から影響を受けたわけではなくて生来のものだと思う。

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