10月28日の日記

アメリカ合衆国大統領が来日してるらしい。

前回の来日時、新橋か有楽町のあたりを歩いてたら、大統領警護隊のものと思われる警備車両が車列を組んで皇居の方へ向かっていくのを見た記憶がある。

外観はSUVタイプだけど、日本のそれとはデカさが違う。SUVと言われて連想するやつの軽く2倍はある、戦車みたいなマシンが何台も、聞き慣れないサイレンをウワンウワン鳴らしながらバリバリ爆走して去っていった。

俺はあまりの出来事を前に「アメリカイズナンバーワン、アメリカイズナンバーワン」と号泣しながら膝から崩れ落ちた。

バカデカいSUVの印象がデカすぎて、全体的にあいまいな記憶になっているけど、路上でアメリカを称えながら泣き崩れたところはたぶん事実だと思う。

近所で唯一人間的に交流している(そこ以外では機械的な意思表示しかしていない)クリーニング屋に行ったら、店長が「やばいガスが、やばいガス、ガスがガスが」って言った後、強い硫黄臭が漂ってきた。これも人間的な交流の内に入るのか? ニンゲン、トテモ ムズカシイ。

大統領も天皇陛下と会ったそうだけども、人間宣言してから3代目となる今上天皇陛下であらせられるから、ガスぐらいは挨拶の内に入るかも知れん。大統領もウケてくれそうだしな。いや、あれで結構抑制的な部分もある(アルコール依存で肉親を失って以来、酒を絶っている等)から、裏目に出る可能性もある。一世一代の大勝負だな。そんなところでそんな勝負に出る理由もメリットも何もないが。

しかし人生、どこでどんな勝負が求められるかわからない。現大統領が最初に大統領選挙に出馬したときも、泡沫候補と見られていたのに、あれよあれよと勝ち上がり、アメリカの「保守」層の声をすくいあげる、露わにしてみせる無意識的イデオローグにまでなってみせ、1度は手放した大統領の座に返り咲いてさえ見せたわけだ。当の本人だって世界全体の台風の目になるとは予想していなかっただろう。

いつ、誰が、どこで大気の唸りに見舞われるか、誰にも予測はつかないのだ。改めて自戒しなくてはならない。