松屋の前を通りがかったら、何となく朝定食を食べたくなって、店に入った。
俺が松屋の中で一番好きなのは「みんなの食卓でありたい」というキャッチコピーだ。これが「お客様の笑顔が一番の報酬です」みたいなことを言われると鼻白むけど、「みんなの食卓でありたい」というのは外食チェーンとして何の虚飾もない、心からの願いを表していると思う。あんたたちの願い、俺のハートにばっちり届いてるよ。
豚汁定食をオーダーしてテーブルについたら、天板にメニューへのこだわりについての広告が載っていた。
カレー無しでは、松屋にあらず。
カレーは、創業当時からのラインナップ。
独自ブレンドのスパイスを使用したオリジナルなカレー。
わかるよ、俺も松屋のカレーは結構好きだもんな。松屋のカレーがなくなったら、松屋に行く理由の半分が失われると思う。
ただの野菜には興味なし。
富士山のふもとにある野菜専用工場で、富士山の軟水を使用。
そして当日製造・当日出荷。だから新鮮!
俺世代には「ただの◯◯には興味なし」ってフレーズには若干反応してしまうところがあるが、ともかく言いたいことはわかる。
軟水を使用して何やってるのか欠けてはいるが、まぁだいたい想像はつく。
特別じゃない特別、松屋。
いつもの定番。新メニュー、予想ナナメ↗の企画商品、世界のおいしい料理シリーズ。
飽きることのないごはん屋さん。
あーわかるわかる。松屋の期間限定メニューは結構好奇心をそそられるところがあるもんな。松屋がなければ「シュクメルリ」とか知らないまんま死んでたかも知れない。
毎回期間限定メニューを味わってるわけではないが、毎回関心は持ってるからな。
最後の味付け、お任せします。
NO!加熱殺菌、YES!フレッシュ。
工場から店舗までチルド流通、風味や香りが生きています。
あー、うん? ちょっとわからない。紅生姜や生野菜用ドレッシングでお好みに味付けしてくださいってこと?
加熱殺菌も適宜やってほしい。工場の生産ラインの話をしてるだけのことだろうけど「NO!加熱殺菌」って力強く言われると店舗の調理も大丈夫か? と若干不安になる。
松屋ドラマは、ここから始まる。
みそ汁は100回以上のオーディションを通過した実力者。
自信があるからこそ全てのメニューに付けているのです。
全然わかんない。
みそ汁を全てのメニューにつけることと「ドラマ」はどう関係しているんだ。それとも松屋の従業員はみそ汁があるとテンション爆上げする異常者が集まっているのか。
そうだとしても勝手に俺の食卓でドラマを始めるな。3度のメシぐらい静かに食わせてほしい。
出てきた豚汁は舌が曲がるぐらいしょっぱくて、昼飯食わなくていいなと思った。昼はサラダチキンをもそもそ食べました。