スーパーで三割引のぼんじり串を買ってきて食べながら、「尻周りの肉を串でぶっ刺して貫通させて焼くのって、見立て殺人みたいだな」と思った。何に見立てているかは一旦置く。
見立てと言えば、昔テレビの音楽番組で「彼氏/彼女にカラオケで歌ってほしい曲ランキング」というのをやってて、流行りのラブっぽいソングがズラズラとランキングされていて、頭の上にでっかいハテナが浮かんだのを思い出す。
ランキングの性格から言って、彼氏/彼女の声質や歌の上手い下手は考慮しない前提だろうから、おそらく歌詞や歌手からくるイメージを見立てていたのだろう。個別具体的な相手との人間関係の現実を積極的に幻想で覆い隠そうとしている。動物の交尾と人間の性交渉を分かつ要素の1つは幻想性なのだから、彼氏/彼女との見立てカラオケは性行為と言ってしまっていい。
見立て殺人と見立て性行為。対称的に見えるものはある意味でよく似た構造を持つものだからこそ「対称的」でありえる。つまり見立てカラオケは人のぼんじりをハンドマイクで貫いてるのと同じなのである。そして人のぼんじりハンドマイクぶち込み行為は見立て殺人と同じなのである。魂の殺人なのである。
あとそのマイクは次の人も使うんだからね。
分別を持った大人として、やめよう、見立てカラオケ行為。